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2008年8月20日 (水)

縁日

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「祭」は「祀る」で本来は神を祀ること、またはその儀式を指すものです。縁日とは、神仏との有縁の日のことで、神仏の降誕・示現・誓願などの縁のある日を選んで、祭祀や供養が行われる日ですから、この日に参詣すると、普段以上の御利益があると信じられていたのです。 と言う事だそうですが、その日だけは無礼講でわいわい騒いだり、関東では祭りの日だけは他人の悪口を言っても許されるという祭りがあったそうです。 祭りでも縁日でも、日頃、生活費を切り詰めた生活をしている江戸の庶民にとっては、祭りや縁日は息抜きの場だったのです。賑やかな屋台を廻って、焼き蕎麦・たこ焼き・鯛焼き・今川焼き・カルメ焼き・ポップコーン・綿菓子・リンゴ飴・あんず飴 ・ソース煎餅・お面 ・金魚すくい・ひよこ・みどり亀・ヨーヨー釣り・チョコバナナ・かき氷、等(これらは今の縁日屋台に並ぶものです)を買い食いするのを楽しみとしていたのです。

両国広小路にある回向院は、全国から有名な寺社が出開帳することで知られていましたので、広小路は常に人で溢れていたと言います。明和八年(1771)の「両国栞」によれば、広小路に並んでいた店は、丁字やき(玉子焼き)・冷そうめん・砂糖水・西瓜・わらび餅・長芋餅・放し鰻・米饅頭・砂糖餅・とうもろこし・あわ雪なら茶、等でした。両国橋の下では、屋形船に「江戸まへ、大かばやき、おすい物」の行灯看板を舳先に出した料理舟が行き交っていました。

夏祭りや縁日に欠かせないのが浴衣ですが、浴衣が普及したのは江戸時代も木綿が一般的になってからでしょう。浴衣姿を引き立てるには下駄は無くてはならないものです。女性が浴衣を着て下駄を鳴らしながら、小股で歩く姿は女の美しさを引き立てますし、浴衣姿で綿飴を持ちながら縁日の屋台を回っている姿は微笑ましい光景です。その浴衣は本来素肌の上に直接着るものとされていたのです、生地が薄く、開放的で風通しが好いことから、夏場や湯上り、あるいは寝巻きとして用いられていました。浴衣は最近売り上げが伸びているそうですが、気軽に着られるものなんですから、とくに女性には浴衣を着て貰らいたいものです。風呂上りに浴衣を着て団扇片手に縁台で夕涼みする姿など、昨今は芝居でしか見られません。(浴衣は手拭十一枚で仕立てられると聞きました・・・浅草仲見世に江戸手拭を商っている「藤屋」がありますが、そこで揃えて仕立てたら粋な浴衣が出来ることでしょう)(八つぁん5年10月ぶじ屋)。

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